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(711)2足目のトレランシューズ(ロング用)を検討中です

やべっちです。

富士登山競走2019を走られたみなさん、本当にお疲れさまでした。
五合目打ち切りだったとのこと。
今年は天気良さそうと思っていたので、朝、なーくんからLINEで打ち切りと聞いてびっくり。
聞いた直後、富士吉田市の天気予報を見直した。
でも、市内の天気はそれほど悪くなく( ̄∇ ̄;)アレ
市内があのくらいの天気でも、山頂は荒天で打ち切りになることがあるんだなあ。

五合目打ち切りのときの山頂コース参加者のつっこみ具合はすごいですよね。
できる限り渋滞の前に出ようと、馬返しまで、みんな10kmレースかってほど心拍数を上げてくる。
終始、修羅場。特に給水所はひどい修羅場w

富士登山競走って、自分の弱さとの戦いだなあと思う。特に馬返しまで。
自分も去年、馬返しまでは何とか走ろうと思っていたのに、歩いてしまった。
ぷつっと、自分の弱さに負けてしまう瞬間があって、それが乗り越えられない。
自分にがっかり。

それが癖になったりするんだよな。
癖にならないようにしないといかん。


////////////////////////////////


さて、自分、去年の富士登山競走は、イノベイトのトレイルタロンで走り、これが唯一持っていたトレランシューズだったんだけど、
先日のおんたけ100Kでお逝きになり、現在トレランシューズを1足も持っていない。

当面、トレラン大会に出る予定がないからいいんだけど、
UTMFを目指すとか言っておきながら、誰かに「シューズは何を履いてんの?」と聞かれたとき、

「トレランシューズ持ってないです。」では恥ずかしいwww

ブログ村で真剣に取り組んでいる人たちに、「なめとんのかワレ!!!」と胸ぐらつかまれかねないw


というわけで、最近、2足目のトレランシューズを探している。
梅田とかに行って、足を通したりしている。

本当は、トレランシューズって、距離とか累積標高とか路面コンディションによって履き分けることが必要で、
何足か持っておくことが理想なんだろうけど、
わが家はランナーが3人もいて、それぞれシューズがいるのに加え、
今年(なっちゃん)と来年(トッティ)は受験生を抱え、物入りなので、自分ばかり何足もシューズを買えない事情あり(悲)

それに自分、たぶん当面、80kmより短いトレラン大会には出ないと思う。
大阪府チャレンジ登山(ダイトレ)は、安いのでトレーニングとして出ようと思うけど。

なので、1足、100km~160km級を見据え、納得いくシューズを買いたいと思っている。


色々な人に意見を聞いて、現在、候補と考えているのが次の3足。

■まず、「サロモン センスプロ」
センスプロ
色んな人に聞いたところ、総合評価第1位w
ユーザーが多そう。重量も軽い。値段も1万3千円くらいでまずまず。
溝を見ても、適度に深く、適度にすき間があり、ぬかるんだ下りでも泥が詰まらず、グリップが効きそう。
たぶん100kmまでのトレイルなら、このシューズで間違いない。
ただ、100km以上となるとソールの薄さが気になるところ。


■次に、「サロモン センスウルトラ」
センスウルトラ
センスプロをさらにロング用に改良したもの。
溝のパターンは、センスプロに似ている(ややすき間が詰まっている)けど、
ソールがセンスプロより厚く、クッション性がアップ。
シューズの生地も丈夫になり、水があまり染み込まなさそう。
ただ、値段が2万円~それ以上で、ちょっと高いなと思う。


■最後に、「モントレイル トランスアルプス」
トランスアルプス
梅田のヨドバシゼビオや石井スポーツに行ったとき、目を引いたのがこれ。
まず、名前がいいw
名前のとおりロングトレイル用に作ってあり、履き心地はこのシューズが一番よかった。
がっちりしていて、守られている感がすごい。
そして、これでもかってほどすごい溝をしているw
値段もアマゾンで1万3千円台。
ただ、片足320g程度の重量があるようで、このへんをどう考えるかだなあと思っている。


以上!
今のところ、このへんを考えている。


他に、100km超のトレイルのためにこんなお薦めシューズがあるよというのも含め、ご意見大募集中w
書いたことについて、指摘も大募集中。間違っているところもあるかもと思っていますw



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(710)県総体の結果(トッティ)

やべっちです。

中2で陸上部(短距離)のトッティ。
昨日とおととい(7/23(月)、24(火))は、県総合体育大会でした。
いわゆる県総体。
トッティが出るのは2日目。
平日開催なんだけど、自分だいぶ前から「7/24は絶対仕事休みます!」と宣言し、応援に行ってきたw

この大会で3位までに入れば、8/10(土)、11(日)の近畿総合体育大会に進める。
いわゆる近畿大会。近畿総体とも言う。

そういえば最近、山中温泉とおんたけのことばかり書いていたので、トッティのこと書くの久しぶり。

トッティのここ3か月の状況を書くとですね。
3年生が故障から復帰し、5月中旬頃に4×100mリレーのメンバーから外れたその後、
Bチーム(下級生チーム)に戻るのかと思いきや、Bチームには戻らず、
Aチーム(上級生チーム)の5人目のリザーブとして大会エントリーが続いていた。←顧問の先生が決める

3年生のメンバー4人のうち2人が故障がちで、いつ出られなくなるかわからなかったので、5人目として残されていたようで、
でも、その後、いつもAチームでリレー練習をしていたものの、大会で出番が回ってくることはなかった。

トッティ、調子が不安定なんだよな。
7月中旬に100mでPB(12秒14)を出して調子よくなってきたのかと思ったら、昨日は0.3秒落ちの凡走。
昨日の県総体2年生100mは、準決で惨敗だった。
本人は、なぜ走れなかったのか分からないと悩んでいるw
個人種目での近畿大会ははるか遠い。


で、今回、チームで近畿大会に一番近い4×100mリレー。
3年生の4人も皆、個人では近畿大会出場は難しいんだけど、バランスよく戦力が整っていて、スーパーエースはいないが、穴がないチーム。

結局、予選も決勝も3年生4人が走ることになり、やはりトッティの出番はなかったんだけど、
でもトッティは5人目として、決勝の少し前、3年生4人に声をかけ、一人ずつ握手しながら、何か言っていたようだった。
ある先輩は「一緒に近畿大会に行こう。」と言って、トッティと抱き合っていた。
とてもいい光景だった。

5人で
おとーさん、後ろから盗撮w
一人ちっこい、帽子をかぶっているのがトッティなw
みんな、学年の違うトッティを仲間に入れてくれてありがとう。


そして、いよいよ大会最終種目の4×100m男子決勝。

わずか40数秒のリレーを臨場感伝わるようにうまく書けないので、レース展開は省略するけど(すまんw)

トッティのチームの先輩たち、無事3位獲得!!

おめでとう!
ビリビリ来るすごいプレッシャーの中、みんなよく頑張った。
パトンパスがスムーズじゃなかったところがあり、ひやひやものだった。
でも、なんとか3位で滑り込んだ。
結果良ければすべて良し!本当におめでとう!


表彰式の後(?)、近畿大会の申込みがあったらしい。

で、リザーブのトッティ。
近畿大会はどうなるのかというと、

近畿大会にもリザーブとして連れて行ってもらえるんだってw
よかったなwww


今年の近畿大会は、8/10(土)と11(日)に、滋賀県大津市の皇子山陸上競技場。
びわ湖毎日マラソンのスタート・ゴール会場になる、あの陸上競技場ですね。

このほかチームから、1500mと棒高跳び(?)で近畿大会に行く子が出たらしく、
奈良から近いのに、みんなで泊まりで行くんだってw
泊まりなのかー!
楽しそうだな。おとーさんも一緒に泊まりに行きたいわw

応援行くぞw



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(709)今回の2レースのまとめ。来年に向けて

やべっちです。

この土日、どちらも蒸し暑かったですね。
自分は両日久しぶりにみほと90分程度ジョグ。
すごい汗だくになってびびった。今年もいよいよこういうつらい季節やね。


さて、おんたけから1週間が経ちました。
まだあまり実感ないんだけど、今年の重点だった2レースを無事終えられ、正直ほっとしている。

そういえば思い出した!
し~やんさんと、やまけんさんて、ひどいねんで。
自分が今年は山中温泉80Kとおんたけ100Kに続けて出るって言ったら、2人とも、おまえにはムリだと言わんばかりに、2レース共完走したらお祝いしてやるって自信満々に言うねんで。
2レース共って言ってたので、片方じゃなくて両方ってのがポイントだったようだけど、
ドロドロになって両方完走したぞ ( ゚Д゚)ゴルァ!!
自分、80km、100kmでは終わられへん。目標はまだまだ先だ。
こういうところで、ムダにある月間走行距離が活きている(たぶんw)


まあ、今回、15時間か16時間ならとりあえず動けることがわかり、少し自信になった。
ウルトラを走ると、フルが短く感じられますよね。
次は丹後。山中・おんたけを走ったことで、丹後が短く感じられたらいいなあと願っている・・・が、そうは簡単にはいかないことも知っているw


と、まあ、とりあえずほっとしているところだけど、2レース完走しただけではまだUTMFにはエントリーできない。
少なくとも80kmから100km級を最低もう1レース走らないといけない。

で、来年の話をするんだけどw(早)

今のところ、とりあえず来年もう一度、山中温泉80Kとおんたけ100Kの最低どちらかは走ろうと思っている。

というわけで、今回の2レースの長所・短所をまとめ。

■山中温泉トレイルレース80K
(長所)
・家から車で5時間ほどで行ける。高速道路料金は片道2500円くらい。湖西道路利用
・ゴール後、カレーライスとうどんが、きれいなおねーさんからもらえる
・ゴールしてすぐに温泉に入れる
・ゴール時の雰囲気が良い。応援とかイルミネーションとか
・おんたけよりエイドが充実
・エントリー合戦なし。期間終了まで定員が埋まらない

(短所)
・レース後の帰宅が、途中で仮眠したりすると、翌朝の5時頃になる
・コースがかなり厳しく、完走率3割~5割程度。ヘタすると完走できない
・夜の森の中で一人になることが多々あり、怖い
・たくさんこける。足首もぐねる。故障のおそれあり
・開催が梅雨時期(6月下旬)
・参加費13500円(ただし前日パーティあり)


■おんたけ100K
(長所)
・レース後、仮眠しても、その日の夜11時過ぎには帰宅できる
・コースが比較的イージーで、制限時間が長く、完走率は80%ほど。完走は固いか
・スタートから朝5時頃まで暗いが、たくさんのランナーと一緒に走るので、夜も怖くない
・こけることはない。足首をぐねることもなさそう
・参加費12000円で、山中温泉より安い
・ドロップバックがある

(短所)
・スタートが夜中0時なので、とても眠い
・家から車まで6時間以上かかる。高速道路料金は片道4000円くらい必要
・コースが単調(でも、晴れたら景色がきれいなのかも)
・エイドの数が少なく、飲み物は基本、水のみ。食べ物も少ない
・ゴール後はシャワーのみ(5分100円)、風呂は遠い
・エントリー合戦あり。エントリーに失敗すると、レース難民になるおそれ。それは困る
・開催が梅雨時期(7月中旬)
・応援が少ない


自分、こういう視点でレースを選んでいるw


来年どうしようかな。
荒天中止もありうるし・・・、両方出るか?

えーーーーーーーー(引) 
片方でいいですけどーーーー!

自分で言っておきながら、えーーと言うw


山中温泉は、帰宅が翌朝5時頃になるのがイヤだ。
おんたけは、夜0時スタートなのがイヤだ。

・・・どっちにしろ、眠いのから逃れられないんだなw


ほかにいい4ポイントレース、ないのかなあ。
近いところで。


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ちなみに自分、ここ4年ほど、7月は富士登山競走に出ていましたが、今年は出ません!
ブログ村のみなさん、応援してますよ!!


(708)おんたけ100Kレポ2(一番の想い出)

やべっちです。

やっと金曜日!
何も予定がない土日っていいわ~。ほっとする。
明日、ゆっくりジョグから再始動です。
スーパー銭湯にも行こ。


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さて、大会HPに、今回のおんたけのリザルトが掲載されていました。

まず、自分の結果。

スタート~第1関門(34km)4:41:48 区間430位
第1~第2関門(67km)5:26:57 区間447位
第2~第3関門(79km)1:52:02 区間258位
第3関門~ゴール 3:07:04 区間267位
(合計15:07:51 総合328位/1037位)

ちなみに、鏑木毅さんは10時間17分で、12位だったみたい。

自分は、ふくらはぎが痛くなった後半の方が、なぜか順位が良いという不思議。
撃沈型の自分としてはレアな結果だw

みんな、案外登りが辛そうだったんだよな。
自分は下りの方が辛かった。
全体的に、登りで抜いて、下りで抜かれるという展開でした。

山中温泉は、後半だんだんと順位が下がっていって、つまらない展開だった。
いつも同じように走っているのにな。
丹後も、こういう順位が上がる走りをしたい。


さて、おんたけのレースレポなんですけど。
今回、どう書こうか考えたんですけど、はしょっていいですかw

だってさ、夜中の0時~5時の間は、真っ暗な、雨の中を走っててんで。
あまり尖った石を踏まないよう、大きな水たまりに入らないよう、ヘッドライトを下に向けて地面ばかり見ながら走っていたので、地面しか見ていないっちゅーねん。まじで。

周りにどんな人がいたかの印象もない。
一番最初の19kmエイド(?)におにぎりがあって、1個食べたことしか記憶にないw


5時頃に夜が明け、周りが見えるようになってきたんだけど、天気が悪かったので景色は真っ白で、どこを走っているかもよくわからず。
目印になるようなものがあまりないねん。
遠方も、霧(雲?)がかかってよく見えない。
御嶽山ってどれ?っていうか、まずどっちの方向?って感じで。

あ、きれいな渓流はたくさん見た。どどど~~~っとめっちゃ水が流れていて迫力あった。
あと、土砂崩れもたくさん見た。身のキケンを感じたw

一度、コース沿いの笹薮が「ガサガサガサッ!!」って大きく揺れて、超びびった。
下り坂だったけどあの時は立ち止まって、後続のランナーを待ったw

そうそう。レース前とレース後に2回、野生の猿の家族を見た。
母親猿の背中に赤ちゃん猿がしがみついていて、手のひらサイズだったw

74kmエイドでは、バナナとそうめん(ひやむぎ?)をいただいた。
そうめんはおいしかったけど、つゆがちょっと濃かったかな~。
ここには常設トイレがあった。自分もみんなも常設の方に並び、仮設の方はすいていたw

79kmエイドでは、スイカをいただいた!おいしかった!
ここでは沢の水を足にかけることができ、冷たくて超気持ち良かった。

80~90kmにかけての最後の山は、ボス山らしい登り応えのある山だった。
登りも長かったけど、下りも長かった。
頂上辺りで、杉の木が歪んで見えたw
でも、山中温泉の鞍掛山よりは遥かに楽だったかな。



最後に、今回のおんたけの一番の想い出。
レース自体には全く関係ないんですけどw

50km過ぎ、ふくらはぎが痛くなって、しばらくして少し回復し、ゆっくり走ることができるかな~といったとき、
そばに、同じように走るのに苦しんでいた女性がいて、話しかけた。
レース中だと自然と女性に話しかけられるやべっちw

すると、結構長い間会話が続き、しばらく一緒に走って、とても楽しかった。和んだ。
「一緒に走る人がいると頑張れる」と言ってもらえたw
もう、これはほぼ、これからの人生を一緒に歩んでいきたいですと言われたも同然(←あほw)

兵庫県の長○さん。推定30代半ば。とてもかわいい女性でしたw

長○さん、置いて行ってすまん(>_<)


ぼっち参加だったけど、おんたけも結構楽しんできたやべっちでしたw



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(707)おんたけ100Kレポ1(大きな発見)

やべっちです。

筋肉痛のため絶賛ランオフ中♪
でも、筋肉痛は山中温泉のときより格段に楽に思う。
走り終わったときは股関節の痛さがひどく、丹後はもう走れないと本気で思ったけど、走るのは大丈夫そうだ・・・。
微妙な気持ちw



さて、今回のおんたけ100K。実は結構つらくてですね。
自分、ゴールしてシャワー浴びた後、ぐったりして動けなくなったんですよ。
(シャワーだけはなんとか浴びたw)


吐き気がして(結局吐かなかったけど)、当然食欲なく、小雨が降る中、仰向けでベンチに倒れてしばらく動けませんでした。
山中温泉では、ゴール後にカレーライスとうどんをガツガツ食べれたのと大違い。
山中温泉のゴール後は楽しかったな。対して、おんたけのゴール後は楽しむ余裕がなかった。
焼き鳥食べたかった。
ちょっとムリして走っちゃったなあと、後悔しながら倒れてたw


いやね、終盤なんとか14時間台でゴールできないか?と色気出たんですよ。
14時間台でゴールしても何もないんだけど、キリがいいから気分的にw
でも、距離表示がアバウトなトレラン大会。思ったよりゴールが遠く、思わぬアップダウンもあり、7分超も届かず。


おんたけのコースは、基本、岩石がゴロゴロした林道でした。
急な登り下りは無く、だからちらほらと普通のランシューのランナーもいたりして。
ただ、こんな道を作業車が走ったらタイヤがパンクしないか?と思う尖った岩石も多く、地面がとても硬かった。
下りでの足へのダメージが結構大きく、歩いている人もいた。
尖った石を踏むと痛いので、自分はやっぱりソールの柔らかいランシューよりトレランシューズの方がいいと思う。
ふかふかの土道はなかったので、あまり溝がないシューズで良し。
厚底のホカを履いているランナーが多かった気がする。



さて。忘れないうちに、今回おんたけを走ったことによる大きな発見を最初に書く。
50km過ぎの話。


自分、50km過ぎ、走れなくなったんですよ。ふくらはぎがひどい筋肉痛になって。
山中温泉の疲労が、ここでとうとう来たなと思った。
50km地点の表示のところで、朝6時57分だった。
一応ここまで7時間で来たけど、でもここから後半50kmを7時間では絶対ムリだな、この先は厳しい戦いになるなと覚悟した。


0時にスタートしたんだけど、まあまあ雨が降っていて、レインジャケットを着て走り出しました。
そして朝5時くらいかな。空が明るくなってきたと共に、雨が小降りになってきて、
レインジャケットを脱ぐ人がちらほら出てきたので、自分も脱ぐことにしました。
自分、少し涼しいくらいの方が好きなので。脱ぐのは早い方だったと思う。


ただ、その後もずっと霧雨が降っていたので、ほどなくTシャツは完全に濡れてしまい。
でも、下にファイントラックを着ていたので、決して寒くなく、むしろ体感的には適温と思っていたんです。


でも、自分の体感とは異なり、実際には、手足はだいぶ冷えていたようで。


時間が経つにつれ、だんだん手の握力がなくなってきた。
けど、走るのに握力はあまり関係ないので、ほっておいたんだけど。


でも、体の末端である手に異常が出てきたのに、足だけ正常なはずないですよね。
50kmを過ぎて、両ふくらはぎが猛烈に痛くなって。もう走れませんでした。
2~3kmもふらふらと力なく歩いたと思う。
当然ダダ抜かれ。


そのとき、初めて自分の手のひらを見たんです。びっくりした。
プールに長時間入りすぎたときみたいに、手のひらがふやけて真っ青。血の気がない。
あっ!?これはまさか冷えているのか??と、そのときようやく気付いた。


体を温めないといけないと思い、まず、再びレインジャケットを着用。
そして、靴下を、予備で持っていたハイソックスに履き替えた。
今回、手袋をしていなかったんだけど、ザックの中に先日ワークマンで買ったテムレスがあるのを思い出し、テムレスを着用。
(なお、テムレスは、男性はLサイズにしよう。Mは小さいです。)


そして、歩きながら、おにぎり2つを食べ、クエン酸顆粒2包、食欲落ちるのを覚悟でロキソニン1錠を飲みました。


できる限りのことをして歩いていると、15分ほどで少し走れるようになり、
走っていたら汗をかきだした。


すると、ふくらはぎの筋肉痛が消えだした!
そして、みるみると手のひらの血色が良くなった。
この日、それまでずっと尿意があったんだけど、尿意がなくなった。
そしてその後はゴールまで、不思議とまあまあ走れたんです。


ロキソニンの効果もあるだろうけど、それだけじゃない。
ロキソニンはこんなに筋肉痛には効かない。


自分、これまでずっと、走るときのウェアは汗をかかないくらいの方がいいと思っていた。
だからレースのときは、いつもできる限り薄着。
寒さに耐えられる限り、ウェアはいつも1gでも軽く、と思っていた。


でも、今回、この考え方が大きく変わった。
汗は、むしろ、少しかくくらいの方がいい。汗をかかないときは、体がうまく機能していない。
尿意が異常にあるときは、汗をかいておらず、体が機能していないと考えていい。
汗をかくくらいじゃないと、体に血液が循環せず、回復機能が働かず、疲労が溜まるばかりになる。


自分がこれまでフルを撃沈してきた主因は、冷えじゃないのか。
いつもふくらはぎが痛くなり、腕がしびれていた。これらは冷えのせいなんじゃないか。


自分がハーフや30kmまでなら走れるのは、2時間半程度までならギリギリ冷えに耐えられるからなんじゃないのか。
唯一、長距離で走れたことのある丹後は、9月だった。
寒い時期のフルを、自分はちゃんと走れたことがない。


自分の撃沈の理由、これだろwww


やべっち、フルの走れない理由を、とうとう今回のおんたけで発見w
やた!これで俺はもうフルを撃沈しねえ!撃沈王卒業だ!

きっと、3時間20分はいけるなw ←まず3.5できてから言え


と、冬まで夢を見ようと思いますw



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(706)【遅報】おんたけ100K

やべっちです。

大変遅くなりました。
昨日(7/14)、鏑木毅さんと一緒に(←スタート時に遠目にちらっとしか見えなかったw)、OSJおんたけ100Kを走ってきました。

15時間07分(総合328位/1037人)

なんとか完走しました!
今回もいろいろありましたw

制限時間が20時間のところ、時間的には全然大丈夫だったけど、
途中、この状態ではまた完走ギリギリかもと考えた時間帯もありました。

天気は前日から雨が降り続き、レース後半はやんできたけど、山に上ったらまた雨になり、という空模様。
結局、分厚い雲が山々を隠し、御嶽山とは一体どれなのか、最後まで全くわからず。
今回の山中温泉とおんたけの2連戦、どちらも天気に恵まれなかったのが残念。


それにしても、雨をなめたらいかんね。
自分、そういえば、5時間以上とか雨の中で動いた経験なかった。
大丈夫と思っていても実は体が冷えていたようで、50km過ぎで筋肉が硬直して走れなくなり、ああ、今回もまたこういう展開かとがっかりした。

山中温泉の足の疲れも抜けていなかった。
やっぱり自分には中3週はキツかった。

それに、眠いねんw
スタート前に車の中で2時間ほど仮眠したけど、やっぱり眠れず、前日からちゃんとした睡眠なし。
50km過ぎたところで時計はまだ午前7時で、えっ、まだ午後3~4時まで走り続けなきゃいけないん!?と激しく絶望したわw
最後のボス山では、杉の木がゆらゆら歪んで見えたからね(危)

今回もいろんなことがあり、反省点が多数。
でも、大きな発見があった。
また書こうと思います。


それにしても、今回自分、山中温泉よりまあまあ頑張ったと思っているんだけど、1000人ちょっとが参加して、自分より前でゴールした人が300人以上。女性も28人。
ロードの大会ではもう少し前の方でゴールできていると思うんだけど、トレランの層はなかなか厚い。


なんにしても、2戦、走り切りました!今年の目標達成。
もっと経験が必要と実感したけど、UTMF参加は不可能じゃない感じがしてきた。

とりあえず2連戦、お疲れやべっち! ←自分で言っちゃうw


ところで、今日、シューズを洗っていて気づいたんだけど、トレイルタロンが今回の戦いでお逝きになりました。
右足の外側が破けていた。下りでステップして一番力がかかるところ。いつから破けていたのかな。
この2連戦、頑張ってくれてありがとう。ケガしなかったのは君のおかげだ。




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ところで、8/3の午後10時から、BS1でUTMF2019の放送があるそうです(^o^)

(705)おんたけ100Kの研究(その2)

やべっちです。

昨日ようやく大会HPで、今回のおんたけのコース発表がありました。
おんたけ2019

あっと驚く、従来と逆回りw
やってくれるなあOSJ。

どうも、従来のコースのスタート~30kmあたりの道に不具合があるようで、
2019年はこんなコースでやるみたい。


それから、選手名簿の掲載もありました。
名簿を見ると、なんと! 自分と同じ100kmの部に鏑木毅さんの名前が!

ゲストじゃないですよ。選手としての参加ですよ。

やべっち、とうとう鏑木毅と肩を並べるw(違)

鏑木毅と同じレースを走れるなんて、たぶんもう一生ないかもな。
ちらっとでも背中を見たいけど、ムリだろなw

いや~~楽しみだ。エントリーしてよかったw



さて、あと4日でレースです。
最近は、体力・集中力の回復にめいいっぱい。
今日のジョグでレース前の練習終了。

昨日発表されたコース図をもとに、エイド、関門、制限時間を整理。

①スタート(松原スポーツ公園)夜0時
②エイド1(19kmあたり)←たぶんあると予想
③関門1(34km地点)6時制限
④エイド2(54km地点)
⑤関門2(67km地点)12時制限、ドロップバックあり
⑥エイド3(74km地点)
⑦関門3(79km地点)15時制限
⑧エイド4(94km地点)
⑨ゴール(松原スポーツ公園)20時制限

HPに掲載されたコース図をみると、19km地点のエイドが本当にあるか微妙。
自分はあると予想する。あると期待するw 現地で確認要。
ただ、万一ないことも考え、給水計画を考えておく。

おんたけは、ドロップバックがあるけど、エイドが少ない。
エイド間の各区間の間隔は、
1区 19km
2区 15km
3区 20km
4区 13km
5区 7km
6区 5km
7区 15km
8区 6km

20kmも給水所がないなんてマラソンでは考えられんけど、
おんたけでは15km以上なにもない区間が4つ。
しっかり水を持とうと思う。
これらの4区は水は1.5リットルは必要か。

・・・足りないですか? もうちょっといるのか??(不安)

67km地点のドロップバック。補給食などを置いておく。
今回も補給食はおにぎり中心の予定。
メイタンゴールドは、山中温泉では1個だったけど、今回は2個持っていく。眠気覚ましのためw

今回も、土曜日の午前中に車で出発するので、早めに荷物をまとめ始めている。
トレイルレースは、準備に時間がかかるのがちょっとめんどくさい。
土曜日、受付には16時に着きたいと思っている。


おんたけ100Kは、14時間以内でゴールすると、おんたけ100マイル(160km)へのエントリー資格がもらえるんだそうだ。
結構高いハードルと思うんだけど、走り始めてみて、劇的に調子良かったら後半狙ってみたい。

ただし、「劇的に」調子良かったらなw
今の足のだるさを考えると、ありえない気がしますw

まあ、最低限、完走を。


よし! ポイント獲得レース第2戦、行ってきます!

次回、結果速報は7/15(月)に書く予定~。



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(704)おんたけ100Kの研究(その1)

やべっちです。

さて、山中温泉トレイルレースのレポが終わったところだけど、
今度は、今週末(7/14)にOSJおんたけ100Kというのに出ます。
今年自分に課した、ポイント獲得2連戦のうちの2戦目。


山中トレイルは80Kだったけど、みんなの完走タイムをみると、100kmロード以上の負荷だったと思う。
そして、今度のおんたけ100Kも、登ったり下ったりしながら、そもそも距離が100kmあるので、間違いなく100kmロード以上の負荷なんだろうと思う。

自分、これまで距離を問わず、レース間隔はだいたいいつも2か月程度あけるようにしていたんだけど(疲れるし、集中力もたないしw)、
それを今回、ロード100km超級の2本を中3週。

自分的に実にありえん。


ブログ村を見ていると、このくらい平然とやっている超人がたくさんいるんだけど、
自分凡人だから、基本ムリだ。

でも、ITRAの4ポイント見込みレースで、出場資格があって、うちから比較的行きやすいところが、山中温泉とおんたけしかなかったんだよな。
それでもどちらも遠いなと思ってたしw

ほかに、10/20頃に開催されるOSJ氷ノ山トレイルレースてのも考えたんだけどね。
でも、この大会も遠いし、丹後の後だからやめてん。
体力、集中力がもたないなと思って。
近年、秋以降はオフシーズンな気分になる自分だからw



というわけで、今回、山中温泉とおんたけの2レースを中3週で挑むわけだけど、
これでも自分的には初めての大挑戦なわけですよ。

今日現在、筋肉痛や故障系の痛みはないんだけど、
毎日、足がすさまじくだるい。疲れが取れていない。毒素が溜まっている感じ。
昨日ジョグしたけど、すぐ疲れた。まずい。
おんたけ、苦しむのは間違いないなと思う。


さて、おんたけ100K。
まず、2018年のコースはこんな感じだった。
おんたけ2018

実はまだ、ホームページに今年のコースが掲載されていない。
今日届いた参加案内封筒の中にも、コース図は入っていなかった。

でも、見ていると、去年とは少しコースが違う部分がありそう。
関門の距離が去年と今年とで違うから。

なんか、当日現地に行って、初めてコースを知ることになりそうな気がするw
OSJの大会のこういうところを、ちまたでは「OSJクオリティ」というらしいw


コースは、例年だと御嶽山(3067m)の南側にある長野県王滝村(人口約750人)を、
御岳湖及び三浦貯水池を中心に、周りの山々を反時計回りにぐるっと1周する。
御嶽山の山頂付近は通過しない。
コース上の最も高いところは、標高1600m余りの模様。十分高いがw

ちなみに、2018年大会は、西日本豪雨の影響で、土砂崩れ発生のため中止だったらしい。

御嶽山は2014年9月に噴火し、登山者ら約60人が死亡。日本で戦後最悪の火山災害とされる。
現在も、火口から概ね1km以内が立入規制中らしい。

レースは、100kmの部のほか、100マイルの部があり、
自分が出る100kmの部の出走者は1000人。
トレランとしてはものすごい大規模大会だ。

そして、大きな特徴は、夜中0時にスタートすること!
めっちゃどきどきするw
受付してスタートするまで仮眠したいけど、眠れないんだろうな・・・。

制限時間は20時間で、20時まで。わかりやすい。ストップウォッチ不要w

眠気と戦うことになるのかな。また倒れるかもしれんw


明るいうちにゴールして、日付が変わる前に帰宅したいですw



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(703)2019山中温泉トレイルレース80K(レポ5)

やべっちです。

山中温泉トレイルレースのレポ、5回目になっちゃったな。
簡単に済ませようと思っていたのになw

さて、今回、最終回。


■⑨64km地点第4関門(滝ヶ原・鞍掛山登山口)19:00関門 →鞍掛山へ

ここの関門に着いた時には、体のしびれはあまり気にならなくなっていたけど、
次にもう一度あんな状態になったら、今日はもう終わるなと考えながら走っていた。
なのでここからは、不本意だけど、登りは舗装道でも無理せず歩き、平坦なところと下りのみゆっくり走る作戦に。
体の調子を感じながら、慎重に。
飲む水は多めに。

でも、コースは容赦ない。

目の前に高い山がそびえているのが見えた。
次に登る山があの山だったら凹むなあと思っていたら、次に目指すのはその山(鞍掛山)と言われ、だいぶ絶望したw

それでも前に進まないと終われないので、白目になりながら何とか鞍掛山の山頂へ。
てか、正確には、コースは山頂をかすめるものの、山頂自体は通っていなかったんだけど、
せっかくだからコースを20mほど外れ、山頂広場にも行ってみた。
決して余裕があったわけじゃないんだけど、心を和ませないとやってられなかってんw

すると、西の空にオレンジ色の夕日が。そして日本海も見えて。めっちゃ綺麗だった。
しばらくぼーっと眺め、このまま夕日を見ていられたらどんなにいいだろうと思った。
けど、暗くなってきたし、山を下らないと終われない。何より帰れないw
ベンチに座りながら、ヘッドライトを装着。初めてだったので手間どったw ←練習しとけ

鞍掛山の下りは、案の定、暗いし、急だし、滑るし、長いし。つらかった。
初のヘッドライトをつけての夜間トレイルが、激下りってなあ。全然楽しくなかったわw

途中ですっかり陽は暮れ、周囲は真っ暗。
ランナーも少なく、森の中はまじ怖い。なんか出そう。ほぼ肝だめしw
でも、一刻も早く終わりたかったけど、なかなか終わらない夜の森。

実際、林道に出てからだけど、途中、目がピカーン!と光ったイノシシの親子に遭遇しw
熊や猿じゃなくてほんとに良かった。
トレイルは、初めての体験がいっぱい過ぎw

これを楽しそうと思う人はぜひトレランにw



■⑩71km地点 エイド5(塔尾町)→地元の低山へ→山中座ゴール

ようやく、ゴールの1つ前の最終エイド。
この時点で20時15分だった。
スタッフの方に、ここからゴールまでどのくらいの時間がかかるか聞いた。
すると、ゆっくり走って1時間半、すべて歩いたら2時間だという。
制限時刻は22時。ギリギリだと思った。

最後は、地元の低山(名前わからず)。
でも、低山といいながら、山の入口はロープをつかんで登る結構な急斜面で、きつかった。
幸い、山の中に入ってみると、道は緩やかで幅広く、ライトを照らせば十分道が認識できた。

でも、後半に、水が流れる沢があって、ここは見えにくく、水の中にめっちゃ足を突っ込んだw

やがて林道に出て、ようやく温泉街の灯りが見えてきた。
時刻は21時過ぎだった。最終エイドからゴールまでは、走って約1時間だった。
嬉しかったね~。もう大丈夫だ、ゴールできる!と思った。


コースは最後、山中温泉の外周を少し巡り、ライトアップされた橋へ。
あやとり橋というらしい。とてもきれいだった。
あやとり橋1

あやとり橋2
↑自分が渡ったときは、こんな色だった。
(画像はいずれも拾いもの)

そして、最後は、中央通りのゆげ街道を通り、山中座ゴールへ。

長い旅でした。
16時間以上もかかってしまい、夜9時を過ぎていたけど、沿道にはまだ応援の人がいてくれて、
最高に気持ちのいいウイニングランを味あわせてもらいました。

ゴールゲートの写真。ブレブレですがw
山中ゴール

ゴール時、ガッツポーズ。16時間14分。
何よりほっとしたという気持ちが一番だった。


さて、ゴール後の話。

ゴール後、一人だったので、時間を気にせず結構ゆっくりさせてもらい、いろいろ楽しかった。
カレーライスを入れてくれたおねーさんが一目惚れしそうなほどかわいく、進んで2杯も食べたとかw
山中座の風呂が思ったより深く、バランス崩して頭から湯にはまったとかw
地元の80歳くらいのおばあちゃんがなんかめっちゃ自分の体を触ってきたとかw

ゴール後の面白かったことも書きたいけど、おんたけがもう1週間後に迫っているので、もし時間できたら書くw

ゴール会場には22時半頃までウロウロしていました。



というわけで、最後はやっつけ感がありますが、以上、山中トレイルのレポを終わります!
楽しかった。とても強烈なコースでしたw
こんな大会を作ってくれて、ありがとう山中温泉。

何にしても、これで4ポイントもらえるのかな?どうなんかな?


よし!続けておんたけも完走するぞ!そしたら合計8ポイントだ!
やべっちのメンタルの強さを見ておけ!

知らんけどw



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(702)2019山中温泉トレイルレース80K(レポ4)

前回書いた記事のせいで、こいつ実は腹黒いやつやと読者に思われていないか心配しているやべっちですw
風評被害だ!(違うw)

またラッキーガーデンも行きましょうw



さて。
最近、日にち感覚がなく、6月が終わっていたことを昨日気づいた(汗)

というわけで、手短かに6月の振り返り。


6月は251.9kmでした。山中トレイル78kmを含む。
練習回数少ないけど、1回1回の距離がまあまあ長かったようだ。

それにしても、大会前後の月下旬がスキマだらけだw ひどいw


///////////////////////


さて、山中温泉トレイルレース80Kのレポの4回目。
もうすぐおんたけがあるので、早く終わらせないといかん。

が、レースはこれからが佳境。
ここからいろいろあった。書くこといっぱいで、時間かかる。
走るのだけじゃなく、レポのスピードも撃沈型(自爆)


■⑦51km地点 第3関門(今立あいおす広場)18:00関門→三童子山へ

この直前の杉水峠は、比較的楽な山だった。
大ボスと思っていた大日山は既に越えていたし、ここから次の60km地点エイド4までは距離的には9kmなので、
次の区間もそんなに大変じゃないはずだ、と油断していた。

9kmならば水は800mlほどあれば大丈夫かと考え、800mlだけ持ってスタート。
でも、これが大きな間違いだった。
(水は多めに持とう自分!)

ここの区間、高低図を見ると、おおむね台地のようになっている。
最初にぐっと登って、台地の上の方で小さなアップダウンを数回繰り返し、最後にザッと下る。
そんな区間を想像していた。

それが、実際は、台地の上のアップダウンがハンパなかった。
途中、再び嵐さんにお会いし、教えてもらったんだけど、この区間のアップダウンは計19回もあり、
しかもかなりの急勾配。
行けども行けども山が終わる気配がなく、
あ!ようやく下りが出てきた!これで終わりか!?と喜ばせて、その後また激しく登らせるのを繰り返す(白目)

言うなれば、結婚詐欺師みたいな山だった。

・・・違うかw


森の中には残り何kmというような標識はないので、次のエイドまでの距離感がつかめず、
少しずつ大切に飲んでいた水だったけど、後半、とうとう飲み干してしまった。
水がなくなった後、地獄。

何とか19回の激しいアップダウンを終え、山を下って林道までたどり着いたときにはフラフラ。
体幹部分を中心に、手の指先までしびれを感じ、しびれはだんだん強くなっていく。

まずい、水を飲みたいと思い、湧き水がないか探すが、見つからない。
地面を水がちょろちょろ流れているところがあり、これ飲めないか?と思い、携帯コップですくってみた。今思うと、だいぶ追い詰められていたなあ(^^;)
でも、すくった水には何か浮いていたため飲まなかったw
腹を壊しては意味がないし。

そんなこんなで、体のしびれに耐えながら数km歩き、ようやく次のエイドに到着したときは本当に嬉しかった。
助かった、まだ行ける、と思った。


■⑧60km地点 エイド4(三童子山登山口)→しばらく林道

ようやくたどり着いたエイド。ここのエイドには、本当に助けられた。
アクエリアスをたくさん飲ませてもらい、個別包装の高そうな羊羹を2つももらい、
テントの後ろに敷いてあったレジャーシートに20分ほども寝かせてもらった。
ザックを下ろす気力もなく、そのまま倒れた。

もしこのまま体のしびれが治らなかったら、ここから最後まで全歩きだなと思っていたところ、
だんだんと、奇跡的にしびれが治まってきた。
人の体って素晴らしい。

20分後、行けそうと思い、立ち上がった。
スタッフの方にお礼を言って、ゆっくり歩きだし、
しばらくして走れるようになってきたときは心底ほっとした。
次の第4関門まで砂利道の林道で、緩やかに下っていたのも幸いだった。


この辺りで、時刻は17時半頃。すっかり夕方。
もうすぐ夜が来る。
残りの山は、まだあと2つあった。

翌月にはおんたけもあるし、ここからはムリなくケガなく、でも何とかゴールだけは必ず、と思っていた。


次回なんとかゴールまで。



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プロフィール

やべっち

Author:やべっち
1973年生まれ
UTMF完走を目指しています


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【主な戦歴】
■3000m 0:11'27"
(2015.4)
■5000m 0:20'14"
(2017.5)
■10km 0:40'33"
(2015.1川西町マラソン)
■かっとび伊吹 1:31'08"
(2015.8)
■富士登山競走五合目 2:01'30"
(2016.7)
■富士登山競走山頂 4:28'29"
(2018.7)
■ハーフ 1:30'59"〈グロス〉
(2017.1大阪ハーフ)
■フル 3:24'14"
〈グロス3:24'22"〉
(2022.2ランナーズフルマラソンチャレンジ)
■大阪府チャレンジ登山 4:43'58"
(2018.4)
■全鯖 9:19'16"
(2017.5鯖街道ウルトラ)
■100km 10:49'14"
(2015.9丹後ウルトラ)

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